誰もが幼少期に親しんだ粘土。こねて自由な形に変化させ、思ったものを作りあげる楽しさは、現在の子どもたちに高い人気があります。
川千恵子氏は、1983年に焼かないで手軽にできる陶芸の風合いをもった新しい粘土工芸(クレイクラフト)と出会い、32年の間、石粉粘土、軽量粘土、樹脂風カラー粘土などを使用して、独自の創作活動を続けてこられました。その作品は、色の鮮やかさや繊細さから素材が粘土であるとは思えないものや、粘土の素朴さを伝える作品など、バラエティに富んでいます。 今回の展覧会では、文部科学大臣賞などの数々の受賞作品をはじめ、但馬の自然を題材にした作品大小50点以上をご観覧いただきます。 また、展示室内には、軽量粘土を実際に「触って、こねて、つくる」魅力を体験していただくコーナーを併設し、川千惠子氏によるワークショップも開催します。 |